「Tour Performance」タグアーカイブ

北投ヘテロトピア

北投地区の7つの場所をめぐるバイクタクシーツアー

台湾国際映像展覧会「負地平線」出品作品。台湾・台の温泉地、(ベイトウ)にて開催された。にしか存在しない「バイクタクシー」に乗り、地区の7つの場所をめぐるツアー形式の作品。訪問地でQRコードを読み取ると、土地の歴史を知り、ありえたかもしれない物語を聴くことができる。

北投ヘテロトピア

東京ヘテロトピア

「もう一つの東京」に出会う、旅の演劇

ガイドブックとラジオを手に、参加者は「東京の中のアジア」13カ所を自由に旅する。地図に記された場所に辿り着き、ラジオを指定の周波数に合わせると、4人の詩人・小説家(管啓次郎、小野正嗣、温又柔、木村友祐)が書き下ろした物語が聞こえてくる。物語は「Port観光リサーチセンター」のリサーチ(監修:林立騎)から生まれたものだ。物語の朗読は、多くの場合、日本語を母語としない語り手によってなされている。宗教施設、モニュメント、難民収容施設跡地、エスニックレストラン…。見慣れたはずの「トーキョー」を異国のように「旅」する中で、作品は無数の偶然を招き入れ、参加者は自分だけの出会いを重ねる。

『東京ヘテロトピア』は2020年の東京オリンピックまで拡大を続ける。さらに広島、長崎、沖縄、台南、台北、フランクフルトなど、国内外の各都市でも「ヘテロトピア」シリーズの展開が予定されている。

東京ヘテロトピア 特設サイト

光のないⅡ

福島 − 東京。その距離を問い直すツアー・パフォーマンス

ノーベル賞作家エルフリーデ・イェリネクが福島の原発事故を扱った『光のないII』を、東京・新橋駅周辺でツアー・パフォーマンスとして上演。観客は12枚のポストカードとラジオを手に新橋駅前のニュー新橋ビルを出発する。ポストカードの表面には福島の避難区域で撮影された報道写真がプリントされ、裏面には次に訪問すべき場所までの地図とナビゲーションが書かれている。ナビゲーションに従って訪問地(空きオフィス、東電本社前の広場、空き地、空き部屋、廃墟、ビルの屋上・・)を訪ねると、報道写真のイメージが三次元で再現されている。場所ごとに指定された周波数にラジオをチューニングすると『光のないⅡ』の朗読が聞こえてくる。いわき総合高校演劇部の女子生徒たちが淡々と朗読する、いかにも新橋に不似合いな声を聞きながら、参加者は「ツーリスト/フォトジャーナリスト」となってポストカードの福島と東京に仮設された福島を見比べることになる。奇妙にずれた12箇所の「福島/東京」を繰り返し訪ねることで、福島と東京の距離をかき乱し、その距離を捉え直すツアーであった。

出発地点のニュー新橋ビルは福島第一原子力発電所と同じ1971年に開業した。東京電力本社をはじめ、日本の原子力政策史に重要な役割を果たしてきた新橋駅周辺で上演された『光のないII』は、2013年には「ウィーン芸術週間」でウィーン版が制作・上演された。ウィーン版では、建設後に国民投票で稼働が阻止された「世界一安全な原発」ツヴェンテンドルフ原発の見学ツアーも開催された。

『光のないⅡ』フェスティバル/トーキョー12