「Tokyo」カテゴリーアーカイブ

模型都市東京

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東京にはコンビニやネットカフェなど、同じ規格でつくられた空間がいたるところに存在しています。本展は、そのようなどこでも再現可能な形態でつくられた都市のインフラ/構成要素を「模型」として捉え、現在の東京のライフスタイルを浮かび上がらせる試みです。都市に埋め込まれた模型を「再現」した展示空間は、ネット上での展開と合わせて日々生成変化する場となります。

 

開催概要

会期|2020年2月8日(土)~5月31日(日)
8月23日(日)まで会期延長となりました 
会場|建築倉庫ミュージアム 展示室B
(東京都品川区東品川2-6-10)
開館時間|火〜日 11時〜19 時(最終入館18時)
月曜休館(祝日の場合、翌火曜休館)
入場料|一般 3,100円、 大学生/専門学校生2,000円、 高校生以下1,000円
主催|建築倉庫ミュージアム
 
*新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ご鑑賞には日時指定の前売りチケットのご購入が必要となります。ご協力をお願いいたします。

*「模型都市東京」に限り、会期中何度でも再入場可能です。
(初回入場時にお渡しするフリーパスと身分証をご提示ください。)
 
*展示室A(クラシックホテル展)の観覧料含みます。
*障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料となります。ご入館の際、障害者手帳等をご掲示ください。
*学生の方は、ご入館の際、学生証を拝見しております。忘れずにご持参ください。
 
 

「模型都市東京」ノート

「模型」がなにかを模したものなら、「身振りの模倣」からはじまった演劇は模型と相性がいいはずだ。演劇の場合は、模倣がある型を獲得することで、つまり「模型」になることで、呪術から独立し、芸能になったと言われている。具体的には、田の豊穣を祈る「田遊び」が真似され、身振りが固定されることで「田楽」になった。これは、田の上でしか成立しないサイトスペシフィックな行事が、田を離れてどこにでも移動でき、再演可能な芸能になったことを意味する。別の言い方をすれば、演劇はそもそも模型であり、だからこそあらゆる場所で上演/再演することができるのである。

上演/再演の場所は「舞台」と呼ばれてきたが、神社や劇場にある舞台の上には今や劣化した模型があるばかりで、活きのいい模型を探すなら街のなかに出て行った方がよい。そうした目で東京を眺めてみると、この街にはその場でしか成立しないオリジナルなものは少なく、模型に溢れていることに気づく。どこにでもある模型が世界のどの都市よりも偏在し、それが様々な人に利用され、それぞれのやり方で独自に上演/再演される。その偏在性gと上演/再演可能性の豊かさが、この都市の特徴とすら言えそうだ。それらの模型を面白く使いこなす人たちが現れ、都市のアクティビティを生み出し、ライフスタイルを更新していく。それが逆説的に、東京という「模型都市」のオリジナリティになっている。

建築倉庫ミュージアムという建築模型を展示する場所で、東京の逆説をポジティブに展開させることができればと考えている。

高山 明

 
 
 
 
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《マクドナルドラジオ大学》は、町中のマクドナルドを大学に変えるアートプロジェクトです。「教授」はなんらかの理由で故国を離れることになった移民や難民で、「学生」はマクドナルドに入店しハンバーガーやコーラとともに「教授」のレクチャーを注文して聴講します。
大館當代美術館での《マクドナルドラジオ大学》は、実店舗ではなくマクドナルドを模した展示空間で行われます。今回の「教授」は香港に住んでいる方々で、彼らとともに制作した新しい3つのレクチャーに加え、これまでフランクフルト、ベルリン、東京、金沢で制作された30科目からセレクトした14科目の録音源が提供されます。

特設サイト

http://www.mru.global/hongkong/

 

開催概要

展覧会 They Do Not Understand Each Other 
会期|2020年5月25日[月]ー 9月13日[日]
会場|大館當代美術館 Tai Kwun Contemporary(香港)
時間|月曜14:00 – 20:00   火曜-日曜11:00-20:00
 
 
 
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『マクドナルドラジオ大学』@六本木アートナイト2019

ドイツ・フランクフルトで2017年に初演されたプロジェクトが、東日本最大店舗・マクドナルド六本木ヒルズ店にて1日限定開催!

開催概要

【5月25日(土) 20:00〜25:00】
「教授」によるライブレクチャー(ラジオ)
①20:00- メディア学
②21:00- スポーツ科学
③22:00- 建築
④23:00- メディア学
⑤24:00- 建築
★各回先着50名様限定 / 入れ替え制

【5月25日(土)25:00〜翌朝10:00】
録音音源の聴講レクチャー(MP3プレーヤー)
★過去にフランクフルト・ベルリン・東京で制作された25科目からセレクトされた13科目が聴講できます
【会場】マクドナルド 六本木ヒルズ店2F(港区六本木6-3-1)
http://www.roppongiartnight.com/2019/programs/12174

“McDonald’s Radio University” Frankfurt, 2017  ©蓮沼昌宏

『マクドナルドラジオ大学』とは?

町中のマクドナルドを大学に変える高山明/Port Bによるアートプロジェクトです。「教授」はなんらかの理由で故国を離れることになった移民や難民で、参加者は「学生」としてマクドナルドに入店しハンバーガーやコーラとともに「教授」のレクチャーを注文して聴講することができます。初演は2017年にフランクフルト市内のマクドナルド7店舗にて、ドイツ演劇フリーシーンを牽引するムザントゥルム劇場主催のもと開催されました。アフガニスタン、シリア、ガーナ、エリトリアなどからやってきた「教授」らによるレクチャーは、自らの経験・知恵・思考が濃縮され、建築・哲学・ジャーナリズム・音楽・スポーツ科学・リスクマネジメントなどバラエティに富んでいます。
http://portb.net/archives/892


『マクドナルドラジオ大学』上演記録

2017年3月
【McDonald’s Radio University@Frankfurt】
フランクフルト市内のマクドナルド7店舗にて開催。ムーゾントゥルム劇場は、会期中『マクドナルドラジオ大学』のモデル店舗として改装された。
主催:ムーゾントゥルム劇場
http://www.mru.global/
photo: Masahiro Hasunuma
2017年8月
【遠くを近くに、近くを遠くに、感じるための幾つかのレッスン】
タンデム的な翻訳プロセスを経た日本語レクチャーを、横浜の「難民・元難民」たちによる朗読と共に、横浜の⽔辺を船でめぐる大岡川クルーズを開催。
主催:黄金町バザール2017
http://portb.net/archives/1888
2018年6月
【McDonald’s Radio University / River Tour Berlin】
ベルリン市内の川をマック船で一周するリバーツアーを開催。
劇場HAU2では、プロジェクト全体像を紹介する「マクドナルドラジオ大学・ヨーロピアン・シンクベルド」の展示インスタレーションを同時開催。
主催:HAU劇場
https://www.hebbel-am-ufer.de/en/programme/pdetail/mcdonalds-radio-university/
2018年11月
【展覧会:マクドナルドラジオ大学@Misa Shin Gallery】
マクドナルドを模したギャラリー空間で開催。東京で新たに制作したレクチャーに加えてフランクフルトとベルリンで制作された10科目の録音音源が提供された。
http://www.misashin.com/exhibitions/takayama-akira-mcdonalds-radio-university/
photo : Keizo Kioku


六本木アートナイトとは?

2009年の開始から今回で10回目を迎える六本木の街を舞台にした一夜限りのアートの餐宴。現代アート、デザイン、映像、パフォーマンスなどの多様な作品に加え、体験・参加型のプログラムを同時多発的にオールナイトで実施する。2019年のテーマは「夜の旅、昼の夢」。http://www.roppongiartnight.com/2019/programs/12174

新・東京修学旅行プロジェクト:福島編

住み慣れた街が、学びの場に。 

『東京修学旅行プロジェクト』とは、実在する修学旅行をベースに、ありうるかも知れない訪問地をコースに加え、国ごとに東京観光ツアーをつくってシリーズ化するプロジェクトです。本作は、ベルトルト・ブレヒトの「教育劇(Learning Play)」の理念とツアー・パフォーマンスを「修学旅行」というフォーマットで接続した演劇作品でもあり、2020年の東京オリンピックへ向かう都市、国家、政治の祝祭的統合とは異なる学びの場をつくることを目的としています。

2018年より新たに展開している『新・東京修学旅行プロジェクト』では、国民国家からはみ出た人々を「ガイド」として東京観光ツアーを制作し、これまでに「クルド編」と「中国残留孤児編」を開催しました。三作目となる今回の「福島編」では、1964年に開催された東京オリンピックの関連施設などを、かつての東京五輪において伝説のマラソン選手であった円谷幸吉の視点と共に巡り、2020年のオリンピック開催に向けて高校生の参加者と共に思考を巡らせます。

【概要】
新・東京修学旅行プロジェクト:福島編
旅行期間:2019年3月9日(土)〜11日(月)
参加メンバー:高校生10名(福島、クルド、東京の高校生ほか)、Port Bプロジェクトメンバー

*旅程詳細はこちら→旅のしおりPDF

 
DAY1:2019年3月9日(土)
■キックオフミーティング
イントロダクション、プレゼンテーションなど
時間:16:30-19:00
会場:MACE千駄ヶ谷
(渋谷区千駄ヶ谷1-13-11 チャリ千駄ヶ谷 B1)
アクセス:総武線・千駄ヶ谷駅より徒歩7分
大江戸線・国立競技場駅A3出口より徒歩5分

徒歩移動(新国立競技場周辺)

■懇親会 
時間:20:00-22:00 
会場:カンボジア料理・アンコールワット
(渋谷区代々木1-38-13)
アクセス:JR代々木駅西口より徒歩2分
 
 
DAY2:2019年3月10日(日)
DAY2予約https://schoolexcursion190310.peatix.com
■公開ワークショップ
映像上映、ディスカッションなど(予定)
時間:13:00-15:00 
ゲスト:諏訪敦彦(映画監督)

会場:原宿Chromatic Gallery
(渋谷区神宮前2-33-5)
アクセス:JR山手線原宿駅・竹下口より徒歩8分
千代田線・副都心線 明治神宮前駅 出口5より徒歩8分

 

DAY3:2019年3月11日(月)
DAY3予約http://schoolexcursion190311.peatix.com
■報告会
レクチャーパフォーマンス、ディスカッションなど(予定)
時間:16:30-18:30

■アフターパーティ
時間:18:30-20:00 

会場:SHIBAURA HOUSE(港区芝浦3-15-4)
アクセス:JR田町駅芝浦口より徒歩7分
都営三田線・浅草線 三田駅A4出口より徒歩10分

 

 

『新・東京修学旅行プロジェクト:福島編』ノート

今回で3回目となる新・東京修学旅行のテーマは東京オリンピックです。なので福島編という言い方は誤解を招くかもしれません。これまでやった2回の新・東京修学旅行を紹介すると、1回目がクルド編で、テーマは関東大震災と東京大空襲でした。2回目が中国残留邦人編で、東京裁判と戦後がテーマでした。それぞれのツアーで、クルド人と中国残留孤児の方々にガイドを務めてもらい、テーマに沿った「修学旅行」を展開してきました。賛成や反対といった意見表明が目的ではありません。東京を相対化し、学びの場に変え、いつも見ている姿とは違った東京を見たいと考えています。そのためには誰の目を通して東京を見るかが大事で、異なる視点をもったガイドに導かれながら東京の歴史を辿ることで東京を問い直す、これが東京修学旅行プロジェクトの企画意図です。

東京という都市を考えたとき、①関東大震災と東京大空襲によって二度破壊され、そこから復興した都市であること、②第二次大戦後の東京裁判によって戦争は片付けられ、「戦後」がはじまったこと、この二点が重要だと考えました。そして福島編では、東京オリンピック1964を契機に戦後復興が完成し、現在の東京のベースがつくられ、さらに東京オリンピック2020によって新たな東京がつくられる、その意味を問いたいと考えています。

では東京オリンピック1964/2020をテーマにした修学旅行を誰にガイドしてもらうのがいいでしょう?誰にガイドしてもらえば東京オリンピックを別の視点から見直すことができるでしょうか?1964年の東京オリンピックは戦後復興の完成を世界にアピールするイベントになりました。2020年の東京オリンピックはひょっとすると東日本大震災からの復興を宣言する場になるかも知れません。しかし本当にそうでしょうか?東京だけが繁栄し、これまで同様の豊かさを享受することで、取り残されたり、見捨てられたり、犠牲になったりする人や場所はないのでしょうか?

東京オリンピック1964の最後の種目はマラソンでした。そこで銅メダルをとった円谷幸吉選手は一躍国民的ヒーローになりました。円谷さんは福島県須賀川市の出身で、自衛隊体育学校でトレーニングを積んでいました。忍耐強い走りが信条だったようです。その後、次のメキシコオリンピックでは金メダルをと期待されるなか、円谷さんは自ら命を絶ちました。その死は世間に衝撃を与え、残された遺書は三島由紀夫や川端康成によって絶賛されることになります。この悲劇のランナーの視点で、東京オリンピック1964/2020を、そして変わりつつある東京を、改めて見なおしたいと考えています。その意味で、今回の福島編のガイドは円谷幸吉さんであると言えるかも知れません。

修学旅行の参加者は福島の高校生がメインですが、クルド人の高校生、東京の高校生にも参加してもらい、立場や境遇の異なる高校生同士でさまざまな議論やお喋りをする、そうした対話や交流の場をつくることも『新・東京修学旅行:福島編』の大きな目的です。話しやすい状況を確保するため、ツアーのほとんどは非公開になりますが、一部を公開して彼らの体験や話し合いをシェアしてもらうことにしました。お付き合いいただけましたら幸いです。
                                                                                    高山 明


シアターコモンズ’19 関連企画

【お問い合わせ】 
東京修学旅行プロジェクト事務局 
MAIL: portb.info@gmail.com 

主催:PortB
協力:東京藝術大学大学院映像研究科メディア映像専攻
助成:川村文化芸術振興財団 ソーシャリー・エンゲイジド・アート支援助成
 
『東京修学旅行プロジェクト』アーカイヴサイト
*アーカイヴサイトでは、2017年に実施した『台湾編』『タイ編』『中国編』のツアーコース紹介に加え、プロジェクトメンバーによるコラムを掲載しています。

©TakeshiYAMAGISHI

 

展覧会 マクドナルド放送大学・東京版

『マクドナルド放送大学』は、町中のマクドナルドを大学に変えるアートプロジェクトです。「教授」はなんらかの理由で故国 を離れることになった移民や難民で、「学生」はマクドナルドに入店しハンバーガーやコーラとともに「教授」のレクチャーを注文して聴講することができます。MISA SHIN GALLERY における『マクドナルド放送大学』では、実店舗ではなくマクドナルドを模したギャラリー空間で行われます。今回の「教授」は、難民をガイドに東京を旅する「新・東京 修学旅行中国残留孤児編」に参加する中国帰国者の方々で、彼らとともに制作した新しい講義に加え、フランクフルトとベルリンで制作された 25 科目からセレクトされた10科目の録音源が提供されます。

MISA SHIN GALLERY「マクドナルド放送大学」

新・東京修学旅行プロジェクト:中国残留孤児編

住み慣れた街が、学びの場に。

『東京修学旅行プロジェクト』とは、実在する修学旅行をベースに、ありうるかも知れない訪問地をコースに加え、国ごとに東京観光ツアーをつくってシリーズ化するプロジェクトです。『東京修学旅行プロジェクト』の発展版として、2018年より新たに展開している『新・東京修学旅行プロジェクト』では、国民国家からはみ出した人々=難民(申請者と不認定者含む)を「ガイド」に東京観光ツアーをつくっています。7月に実施した「クルド編」に引き続き、11月は「中国残留孤児編」を開催します。 
  
【参加概要】 
『新・東京修学旅行プロジェクト:中国残留孤児編』 
旅行期間:2018年11月24日(土)〜25日(日)

*旅程詳細はこちら→旅のしおりPDF

中国残留孤児編ツアーはプロジェクト・メンバーの他、一般の方もご参加頂けます。お申し込みは、以下の詳細&予約よりお願い致します。

前夜祭:11月23日(祝・金)
19:00- レクチャー:
汪楠(​中国残留孤児2世​・怒羅権創設メンバー
会場:MISA SHIN GALLERY 
参加費:無料

DAY1:11月24日(土)
・レクチャー「中国帰国者が何故生まれたのか?」(市ヶ谷)
・レクチャー「悪をもって善を生むなら悪も善なるか」(市ヶ谷)
・靖国ツアー(九段下)
・レクチャー「私と平家物語」(神田神保町)
【詳細&予約】

DAY1夜の部:11月24日(土)
・池袋ツアー
・映画鑑賞会(池袋)
【詳細&予約】

DAY2:11月25日(日)
・ガイドウォーク(池袋)
・荒地詩集ワークショップ(池袋)
・掃除ワークショップ(池袋)
・トーク&羽根つき餃子(蒲田)
【詳細&予約】

  

【お問い合わせ】 
東京修学旅行プロジェクト事務局 
MAIL: portb.info@gmail.com

 

『東京修学旅行プロジェクト』アーカイヴサイト
*アーカイヴサイトでは、2017年に実施した『台湾編』『タイ編』『中国編』のツアーコース紹介に加え、プロジェクトメンバーによるコラムを掲載しています。

©TakeshiYAMAGISHI  

 

新・東京修学旅行プロジェクト:クルド編

住み慣れた街が、学びの場に。

 
Port Bが2017年より展開している『東京修学旅行プロジェクト』とは、実在する修学旅行をベースに、ありうるかも知れない訪問地をコースに加え、国ごとに東京観光ツアーをつくってシリーズ化するプロジェクトです。 今回新たに開催する『新・東京修学旅行プロジェクト』では『東京修学旅行プロジェクト』の発展版として、難民(申請者と不認定者を含む)を「ガイド」に東京を「修学旅行」する「クルド編」に挑戦します。

本プロジェクトは、難民問題に演劇的手法で応答することで、新しい社会参加のあり方を示し、都市を「学びの場」にすることを目的としています。参加者はこの旅行を通じて、難民の実態を知り、難民と交流し、難民の目から見た東京を体験すると同時に、言語・料理・建築物などを通じて、クルドの記憶をどう引き継ぐことができるか、また、東京の戦争体験がどう記憶されているかについても考えをめぐらすことになるでしょう。『東京修学旅行プロジェクト:クルド編』は演劇史におけるベルトルト・ブレヒトの「教育劇(Learning Play)」の理念と「修学旅行」を、難民問題を軸に結びつけ、東京を辺境や亡命地として捉える「視力」を鍛えるプロジェクトです。

【参加概要】

『新・東京修学旅行プロジェクト:クルド編』
前夜祭:2018年7月12日(木)
旅行期間:2018年7月13日(金)〜15日(日)

*旅程詳細はこちら→旅のしおりPDF
(集合時間など、旅程詳細が記載されています)

クルド編ツアーはプロジェクト・メンバーの他、一般の方もご参加頂けます。以下の詳細&予約リンクよりお申し込みください。

 
■前夜祭:7月12日(木)【詳細・予約】

会場:SCOOL
参加費:1500円(+1ドリンクオーダー制)
受付開始:15:45/18:30

16:00-18:30
– 裁判書類の朗読(出入り自由・無料)
(難民認定手続きに関する陳述書、訴状)

19:00-21:30
– 『新・東京修学旅行プロジェクト』とは?(高山明)
– クルドについてのレクチャー(西本健吾)
-『今日の風、何色?』上映(2015年制作)
– 在日クルド人への公開インタビュー 

■DAY1:7月13日(金)
・東京入国管理局(品川)
・横網町公園ツアー(両国)

■DAY2:7月14日(土) 
クルド料理教室(蕨)詳細&予約
・ワラビスタンツアー(蕨)

浅草ツアー【詳細&予約】
・瓦礫から見えてくる東京地下ガイドツアー
・レクチャーパフォーマンス(浅草公会堂)

■DAY3:7月15日(日)
・トルコ大使館訪問
・ギリシャ悲劇「嘆願する女たち」を読むWS(東京藝術大学)
・プレゼン大会&フォーラム(上野文化会館)詳細&予約

 
1訪問地または1日からの観光も楽しめます!
Twitter(@Port_B)にて最新スケジュールをお知らせしますので、ご都合に合わせて随時ご参加下さい。
予約不要
*参加費:1,500円
*参加時間に関わらず、1日の参加費となります
*その他実費がかかります<食費・交通費等 / 目安:3,000円/1日>

 

【お問い合わせ】
東京修学旅行プロジェクト事務局
【MAIL】portb.info@gmail.com

 

東京修学旅行プロジェクト:中国編

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▶︎▶︎東京修学旅行プロジェクト・特設サイト
第三弾 中国編 2017年12月21日(木)〜23日(土・祝) 
住み慣れた街が、学びの場に。
高山明 / Port Bとともに、2泊3日の「修学旅行」に参加してみませんか?

『東京修学旅行プロジェクト:タイ編』(2017.11) ©蓮沼昌宏

アジア諸国から東京に修学旅行に来る中高生は、私たちの思いもよらない場所を訪ねています。例えばインドネシアの修学旅行生は日本最大のモスク、東京ジャーミィを必ず訪問するといいます。しかし私たちの多くにとって東京ジャーミィはマイナーな場所でしかありません。実在する修学旅行をベースに、ありうるかも知れない訪問地をコースに加え、国ごとに東京観光ツアーをつくってシリーズ化する。私たちが「修学旅行生」の”振り”をして東京を体験しなおすことで、アジア各国から眼差された複数の東京を知り、東京に刻まれた各国の歴史や文化を学び、食や娯楽を楽しみ、東京に暮らすアジアの人たちの営みに触れる。

今回は、中国からの修学旅行生が実際に訪れた/訪れるかもしれない東京を、3日間のPort Bオリジナルツアープランでめぐります。

『東京修学旅行プロジェクト』は、修学旅行の枠組みを用いて「ブレヒト教育劇」の現代版に挑む演劇プロジェクトという性格を持っています。演劇といっても舞台があるわけでも俳優がいるわけでもありません。①プランをつくり(リサーチ&ツアー制作)、②ツアーを上演し(ツアー実現&参加)、③ツアーを考える(批評&ドキュメント制作)という3点セットを、すべて参加者自らが行います。つまり俳優でもあり、観客でもある参加者が制作の全プロセスを体験し、演劇を通して社会や私たち自身について考える。この態度はベルトルト・ブレヒトの「教育劇(learning play)」の理念を引き継いだものです。

『東京修学旅行プロジェクト』のもう一つの性格は、Port Bが国内外の様々な都市で展開してきたツアー・パフォーマンスを発展させたものであるということです。参加者は「ありうるかもしれない修学旅行のプラン」を「修学旅行生」の”振り”をして体験することになりますが、この”振り”を「演技」と捉える視点はツアー・パフォーマンスに通じるものです。住み慣れた街も修学旅行生の”振り”をして見ると、別の景色が見えてきます。「演技」が世界と出会いなおすことを可能にするわけです。

「森のなかで道に迷うように都市のなかで道に迷うには、修練を要する。」と言ったのはヴァルター・ベンヤミンですが、住み慣れた街で「道に迷い」、都市と新たに出会いなおすのはなかなか大変なことです。『東京修学旅行プロジェクト』は、誰もが知っている修学旅行というフォーマットを利用し、ブレヒト教育劇とツアー・パフォーマンスに接続することで、都市を学びの場に変容させるプロジェクトです。慣れ親しんだ東京で迷い、揺さぶられ、もう一つの東京のヴィジョンを活性化させる。そんな旅に、一緒に出かけてみませんか?

【開催概要】
『東京修学旅行プロジェクト:中国編』
旅行期間:2017年12月21日(木)〜23日(祝・土)
*詳細はこちら「旅のしおりPDF」
(集合時間など、旅程詳細が記載されています)

■DAY1
レクチャー「ブレヒト教育劇について」
神保町ツアー

DAY2
レクチャー「竹内好と革命——魯迅文学を通じたアジアへのまなざし」
展示観覧「周恩来の見た/から見るYASUKUNI」
池袋ツアー

DAY3
芝園団地ツアー
芝園団地ラウンドトーク
プレゼンテーション「芝園団地コミュニティカレッジ計画」

 
【参加概要】
PortBメンバー、クリエーション参加者の他、一般の方も以下の概要でご参加頂けます。Twitter(@Port_B)にて随時最新スケジュールをお知らせしますので、ご都合に合わせて随時ご参加下さい。1訪問地または1日からの観光が楽しめます!

予約不要
参加費:1,500円
*参加時間に関わらず、1日の参加費となります
*1日全行程ご参加の場合は、全日約6〜7時間程度(夕食時間を除く)の行程となります
*その他実費がかかります
<現地清算:食費・交通費等 / 総予算目安:3,000円/1日>

【お問い合わせ】
東京修学旅行プロジェクト事務局
【MAIL】portb.info@gmail.com (担当:戸田・田中)
【TEL】080-7954-1155

主催:PortB
共同製作:ゲーテ・インスティトゥート 東京ドイツ文化センター
協力:シアターコモンズ・ラボ(NPO法人芸術公社)

 

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東京修学旅行プロジェクト:タイ編

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▶︎▶︎東京修学旅行プロジェクト・特設サイト

第二弾 タイ編 2017年11月23日(木・祝)〜25日(土)
住み慣れた街が、学びの場に。
高山明 / Port Bとともに、3日間の「修学旅行」に参加してみませんか?

 

写真:東京修学旅行プロジェクト:第一弾「台湾編」(2017.3)

 

アジア諸国から東京に修学旅行に来る中高生は、私たちの思いもよらない場所を訪ねています。例えばインドネシアの修学旅行生は日本最大のモスク、東京ジャーミィを必ず訪問するといいます。しかし私たちの多くにとって東京ジャーミィはマイナーな場所でしかありません。実在する修学旅行をベースに、ありうるかも知れない訪問地をコースに加え、国ごとに東京観光ツアーをつくってシリーズ化する。私たちが「修学旅行生」の”振り”をして東京を体験しなおすことで、アジア各国から眼差された複数の東京を知り、東京に刻まれた各国の歴史や文化を学び、食や娯楽を楽しみ、東京に暮らすアジアの人たちの営みに触れる。

今回は、タイからの修学旅行生が実際に訪れた/訪れるかもしれない東京を、3日間のPort Bオリジナルツアープランでめぐります。

『東京修学旅行プロジェクト』は、修学旅行の枠組みを用いて「ブレヒト教育劇」の現代版に挑む演劇プロジェクトという性格を持っています。演劇といっても舞台があるわけでも俳優がいるわけでもありません。①プランをつくり(リサーチ&ツアー制作)、②ツアーを上演し(ツアー実現&参加)、③ツアーを考える(批評&ドキュメント制作)という3点セットを、すべて参加者自らが行います。つまり俳優でもあり、観客でもある参加者が制作の全プロセスを体験し、演劇を通して社会や私たち自身について考える。この態度はベルトルト・ブレヒトの「教育劇(learning play)」の理念を引き継いだものです。

『東京修学旅行プロジェクト』のもう一つの性格は、Port Bが国内外の様々な都市で展開してきたツアー・パフォーマンスを発展させたものであるということです。参加者は「ありうるかもしれない修学旅行のプラン」を「修学旅行生」の”振り”をして体験することになりますが、この”振り”を「演技」と捉える視点はツアー・パフォーマンスに通じるものです。住み慣れた街も修学旅行生の”振り”をして見ると、別の景色が見えてきます。「演技」が世界と出会いなおすことを可能にするわけです。

「森のなかで道に迷うように都市のなかで道に迷うには、修練を要する。」と言ったのはヴァルター・ベンヤミンですが、住み慣れた街で「道に迷い」、都市と新たに出会いなおすのはなかなか大変なことです。『東京修学旅行プロジェクト』は、誰もが知っている修学旅行というフォーマットを利用し、ブレヒト教育劇とツアー・パフォーマンスに接続することで、都市を学びの場に変容させるプロジェクトです。慣れ親しんだ東京で迷い、揺さぶられ、もう一つの東京のヴィジョンを活性化させる。そんな旅に、一緒に出かけてみませんか?

 

【開催概要】
『東京修学旅行プロジェクト:タイ編』
旅行期間:2017年11月23日(祝・木)〜25日(土)
旅行エリア:錦糸町・小岩など
詳細はこちら「旅のしおりPDF」

■DAY1
スペシャルトーク / P ​LECTURE / P TOUR / P PARTY / タイ古式マッサージ
★ スペシャルトーク・ゲスト
國分功一郎(哲学者)、横山義志(SPAC-静岡県舞台芸術センター 文芸部)
★ P​レクチャー・ゲスト
津村文彦(『東北タイにおける精霊と呪術師の人類学』著者)

★ Pツアー
墨田区京島〜錦糸公園付近

■DAY2
泰緬鉄道ガイド / ムエタイ/ イサーン音楽 / タイ古式マッサージ
★泰緬鉄道ガイド @靖国神社
★ ムエタイ体験 @ ウィラサクレック・ムエタイ本部ジム
★レクチャー&DJ:
soi48(イサーン音楽DJユニット・宇都木景一&高木紳介

■DAY3
瞑想 / P ​LECTURE / P​​ READING / P PRACTICE / P PARTY / タイ古式マッサージ 
★瞑想体験 @ タンマガーイ寺院東京本院
★朗読 木村友祐(小説家)
★P PRACTICE: 
ダースレイダー(ヒップホップ・ミュージシャン)
GOMESS(フリースタイル・ラッパー)
木村友祐(小説家)
ワーグナー・クルー

 

【参加概要】
PortBメンバー、クリエーション参加者の他、一般の方も以下の概要でご参加頂けます。Twitter(@Port_B)にて随時最新スケジュールをお知らせしますので、ご都合に合わせて随時ご参加下さい。1訪問地または1日からの観光が楽しめます!

予約不要
参加費:1,500円
*参加時間に関わらず、1日の参加費となります
*1日全行程ご参加の場合は、全日約6〜7時間程度(夕食時間を除く)の行程となります
*その他実費がかかります<現地清算:食費・交通費等 / 総予算目安:3,000円/1日>

【お問い合わせ】
東京修学旅行プロジェクト事務局
【MAIL】portb.info@gmail.com (担当:戸田・田中)
【TEL】080-7954-1155

<Port Bによる『東京修学旅行プロジェクト』では、国別に東京観光ツアー(台湾、タイ、中国)を創作し、シリーズ化しています。2017年12月21日(木)〜23日(土・祝)には中国編を開催!>

 

主催:PortB
共同製作:ゲーテ・インスティトゥート 東京ドイツ文化センター
協力:シアターコモンズ・ラボ(NPO法人芸術公社)

 

 

 

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